エムハチのブラバン! スーパーヒッツ VOL.1

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エムハチのブラバン!
スーパーヒッツ VOL.1

2010.3.10 on sale UICZ-4222 ¥2,500(税込)

指揮:小林恵子/演奏:東京佼成ウインドオーケストラ

大ヒットシリーズ「ブラバン甲子園」の姉妹盤登場!
全国吹奏楽部員に圧倒的支持を受ける楽譜出版社、ミュージックエイト(通称:エムハチ)が贈る最新ヒット集!

ブラバン甲子園

「THIS IS IT」「スリラー」「遥か」「春夏秋冬」・・・
TVやCM、映画で聴いたことのある、あの人気ヒット曲が怒濤と迫力のブラバン・アレンジで炸裂する全14曲!!

収録曲

01. スリラー
02. Share the World
03. Someday
04. 春夏秋冬
05. イチブトゼンブ
06. 遥か
07. 小さな恋のうた
08. 20th Century Boy
09. 気まぐれロマンティック
10. 366日
11. My SunShine
12. ロコ・モーション
13.
14. THIS IS IT

収録曲解説

01. スリラー(マイケル・ジャクソン)
作詞・作曲:Rod Temperton/編曲:山里佐和子
2009年6月25日に急逝したマイケル・ジャクソンの代表作。1982年発売のアルバム『スリラー』からシングル・カットされ、大ヒットした。
このアルバムは、全世界で1億4000万枚を売り、ギネスにも記録されたメガ・ヒットである。ゾンビの群舞が登場するプロモーション・ビデオも大評判となった。当時、黒人ミュージシャンの映像に消極的だったMTVの方針を転換させた記念碑的な映像である。オリジナル・フィルムは、米国議会図書館に永久保存されている。
演奏の際は、弦バスをエレキ・ベースにしたほうが、曲の魅力が際立つ。アルト・サクソフォンとトランペットに短いソロがある。つい速くなりがちなので「イン・テンポ」を忘れずに(これこそがポップスの基本です!)。
02. Share the World(東方神起)
作詞:H.U.B. /作曲:Kenichi Maeyamada/編曲:本澤なおゆき
オリジナルは東方神起が2009年4月にリリースした、通算27弾目のシングル曲。フジテレビ系アニメ『ONE PIECE』のオープニング・テーマに使用された。
これは、なかなかの「大作ポップス」である。アルト・サクソフォンに短いソロがある。ドラム・セットにもソロ・アドリブがあるが、本盤の演奏では、楽譜よりも長めに入っている。腕利きドラマーがいるバンドは、ぜひ挑戦していただきたい。なおこの曲も、弦バスをエレキ・ベースにしたほうが、カッコよさが引き立ち、
本盤では、ファンキーなエレクトリック・ベースソロがある。その後、長めのアルト・サクソフォン・ソロへと引継ぎ、自由に展開している。
03. Someday(EXILE)
作詞:ATSUSHI/作曲:miwa furuse/編曲:小島里美
2009年4月にリリースしたシングル『THE MONSTER 〜Someday〜』中の曲。トヨタ自動車「WISH」のCMソングに起用された。
しばしば登場するシンコペーションを揃えるのが少々やっかいかもしれないが、これが曲のポイントなので、いい練習だと思ってチャレンジしていただきたい。シンコペこそ、吹奏楽ポップスの魅力の一つなのだから。
04. 春夏秋冬(ヒルクライム)
作詞:TOC/作曲:DJ KATSU/編曲:山里佐和子
オリジナルはヒルクライムが2009年9月にリリースした。ラップ調にもかかわらず、自然で優しい曲調と「今年の春はどこに行こうか」との和風な歌詞で大ヒットとなった。有線放送の問い合わせランキングで1位となったのも頷ける。
しかし、いったい、このようなラップ曲、吹奏楽で演奏することは可能なのか……? それは聴いてのお楽しみ。卒業式、卒業生退場のバックで演奏したいくらいだ。なお、出版譜にはヴォーカル譜も付いているので、ラッパーがいるバンドは、学園祭で「歌付き」で演奏しては?
05. イチブトゼンブ(B'z)
作詞:稲葉浩志/作曲:TAK MATSUMOTO/編曲:山下国俊
オリジナルはB’zが2009年8月にリリースしたヒット曲。フジテレビ系列のドラマ『ブザー・ビート〜崖っぷちのヒーロー〜』主題歌として書き下ろされた。
この編曲では、カバサ、コンガ、タンバリン、ヴィブラ・スラップ、クラベスなど、多くの打楽器が指定されているが、あまり気にせず、自由に加えて、賑やかに演奏したほうが楽しいはず。
06. 遥か(GReeeeN)
作詞・作曲:GReeeeN/編曲:本澤なおゆき
オリジナルはGReeeeNが2009年5月にリリースした、映画『ROOKIES〜卒業〜』の主題歌。しっとりしたバラードで、クライマックスは≪ボレロ≫風に盛り上がる編曲。卒業式のBGMにピッタリかもしれない。最初の主題はユーフォニアムのソロ。
07. 小さな恋のうた(MONGOL800)
作詞:上江洌清作/作曲:MONGOL800/編曲:本澤なおゆき
オリジナルはMONGOL800が2001年にリリースし、インディーズ史上初のオリコン1位を獲得したアルバム『MESSAGE』の中の1曲。夏川りみや新垣結衣など、多くの歌手がカヴァーしている。
ここでの編曲は、まさに吹奏楽の特性を生かしきった名アレンジ。半ば投げやりな感じで歌うのが魅力だった原曲を逆手にとり、力強いシンフォニック・ポップスに変貌を遂げた。歌詞がないのに、熱い想いがちゃんと伝わってくる。これこそが吹奏楽なのだ。
余談だが、「MONGOL800」の略称は「モンパチ」。「M8」(エムハチ)と、どこか似ていませんか。
08. 20th Century Boy(T-Rex)
作詞・作曲:Marc Bolan/編曲:山里佐和子
いまや伝説となった、イギリスのグラム・ロック・グループ「T・レックス」が1973年に放ったヒット曲。最近、漫画・映画『20世紀少年』に登場して再び脚光を浴びた。
T・レックスはマーク・ボラン(1947〜77)によって、1968年に結成された。彼は、麻薬中毒でオカルト愛好家で我がままで、ガキがそのまま大人になったようだったが、そこにこそ魅力があった。1977年に愛人の車に同乗中、29歳の若さで交通事故死。バンドも自然消滅した。
オヤジ感涙、ポップス・ステージのオープニングにピッタリのロックである。
09. 気まぐれロマンティック(いきものがかり)
作詞・作曲:水野良樹/編曲:山里佐和子
オリジナルはいきものがかりが2008年12月にリリースした、フジテレビ系ドラマ『セレブと貧乏太郎』の主題歌。
最初の主題がアルト・サクソフォンのソロで、なかなかオイシイ見せ場となっている。原曲より少し速めに演奏したほうが、曲のビート感が強調されて楽しめるかもしれない。あっという間の2分強に拍手喝采は確実。
10. 366日(HY)
作詞・作曲:Izumi Nakasone/編曲:本澤なおゆき
フジテレビ系ドラマ『赤い糸』(映画版もあり)の主題歌に起用された。
しっとりしたバラードで、コンサートのアンコール向き。アルト・サクソフォンとテナー・サクソフォンに短いソロがある。
11. My SunShine(ROCK'A'TRENCH)
作詞:オータケハヤト、水森大輔、jam/作曲:オータケハヤト/編曲:五十嵐昭伍【QH-1163】
オリジナルはROCK'A'TRENCH が2009年3月にリリース、フジテレビ系ドラマ『メイちゃんの執事』主題歌。
ここでの編曲は、大編成よりも小編成で、こじんまりと演奏したほうがいいような可愛らしいアレンジになっている。入学式や歓迎会で演奏したら、その場の空気が幸福感でいっぱいになるはず。結婚式のBGMにもイイぞ。
12. ロコ・モーション(リトル・エヴァ)
作詞・Gerry Goffin/作曲:Carole King/編曲:山里佐和子
1962年、アメリカのリトル・エヴァがリリースして全米1位の大ヒットとなった懐かしのポップス。日本では伊東ゆかりのカヴァーでヒットした。74年にハード・ロック・グループ「グランド・ファンク」が、88年にカイリー・ミノーグがカヴァーしてリバイバル・ヒットしている。最近、ソフトバンクのTVCMに、グランド・ファンク版が使用された。
作曲は女性シンガー・ソング・ライターの草分け、キャロル・キング。オリジナルを歌ったリトル・エヴァは、このキング夫妻のベビーシッターだった。伊東ゆかり版をコンサートで編曲・指揮していたのは、のちに「ディスコ・キッド」を書く東海林修氏。
アルト・サクソフォンとトロンボーンにソロがある。ここでの編曲は、リトル・エヴァのオリジナル版に基づく軽快なタッチだが、エレキ・ベースを入れて低音部やリズムを派手に強調すると、グランド・ファンクに近い雰囲気が出る。
13. 虹(コブクロ)
作詞・作曲:小渕健太郎/編曲:山里佐和子
オリジナルはコブクロが2009年4月にリリース。JALとのタイアップ曲で、CMソングに起用されたほか、「JAL×コブクロ・ジェット」なども就航した。
最初の主題の前半部はアルト・サクソフォンのソロ。その後、様々な楽器に主旋律が移っていくので、楽器紹介曲のような面白さがある。ここでもサビのシンコペが重要。きれいに弾む感じが曲の魅力となっている。
なお、ゆず、Aqua Timez、福山雅治にも同名異曲があり、すべてM8から楽譜が発売されているので、混同しないようご注意を。
14. THIS IS IT(マイケル・ジャクソン)
作詞・作曲:Paul Anka,Michael Jackson/編曲:本澤なおゆき
2009年6月のマイケルの急逝によって幻となった同名ツアー(同年7月〜予定)、そのリハーサル風景を収録したドキュメント映画『THIS IS IT』は、世界中で大ヒットとなった。この映画でエンディングに流れていたのが、この曲。すでに録音されていたマイケルのヴォーカルに、新規オーケストレーションを加え、「遺作曲」として映画に使用された。この映画はまさに一見に値するもので、演奏するならば、必ず観ておきたい。なおこの曲は、「ダイアナ」や「マイ・ウェイ」でおなじみ、ポール・アンカとの共作。すでに1983年に、2人のデュエット曲とする予定で制作されていたものだった。
この編曲は、まさに本盤の白眉。アルト・サクソフォン、フルート、ホルンなどにソロがあるが、特に後半部は、オリジナルとはちがって、コンサート・マーチ風になり、壮大なファンファーレで終わる。マイケルが天国への階段を堂々と登っていく光景が浮かぶ。それでいて、原曲の味も十二分に味わえる。これぞ吹奏楽でなければできないアレンジだ。アンコール曲などといわず、コンサートの正式プログラムに加えて十分通用する名スコアである。

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